今日の一枚:2006年8月編

8月7日(石動山、伊須流岐比古神社:中能登町:7日撮影
「参道」
 中世に山岳信仰の拠点として栄華を誇った石動山。
 比叡山に匹敵するほどの寺院があったといわれ前田利家軍による焼き討ちや明治時期の神仏分離令発布、廃仏毀釈によって廃墟になった地です。
 今は静寂に包まれ苔むした石段や石垣だけが往時を想像させます。
 石段はかなり段差があります。降りるときにはちょっと怖いくらいの高さがありました。現代人にくらべ昔の人は背も足も短かったことを考えるとこの険しい道も修験者の修行の一つだったのかもしれません。
 今日はとても暑い日でしたが鬱蒼とした木々に囲まれた参道は涼しくまた想像力をかき立てさせてくれました。